家庭用品(美容関連グッズ) モデルキャスティングと撮影

20151124

家庭用品を卸し、OEM提供する企業からお問い合わせをいただきました。お問い合わせの内容は、新商品のパッケージに使用する、写真の撮影のご相談です。商品は、サウナスーツです。似た商品は多くあり、日本人のモデルを起用したパッケージばかりのため、他社と差別化するため、外国人モデルを起用したいとのことです。最近、商品パッケージに、モデルを起用する案件が増えているように思います。

◆スタジオの選別

今回の商品は、サウナスーツです。この商品を着用し、お風呂に入ると、汗をかき、身体が暖まり、ダイエット効果があるという物です。撮影に、お風呂が必要です。ハウススタジオは多くありますが、メインでお風呂が設置しているスタジオは、多くありません。まず、WEB検索で、該当するスタジオを探しました。何件かピックアップし、ロケハンを行いました。どれも、素晴らしいのですが、1件、移動できる風呂があり、また、お風呂場のスペースが十分確保されておるスタジオがありました。そのスタジオに決め、スケジュールを確認しました。

◆モデルのキャスティング

商品が2色あり、各それぞれで、違ったモデルを起用したいとのご要望です。外国人モデル、男女をキャスティングすることになりました。スケジュールの問題もあり、オーディションはなしで、書類選考です。各、モデル事務所に、撮影する商品や撮影の内容、撮影した写真の使用範囲を伝え、モデルの資料を提出していただきました。選んでいただける数のモデルの資料が集まりました。クライアント様に確認をしていただき、2名、決定していただきました。

◆撮影チームの構築

今回、一緒に撮影に取り組んでくれるのは、私たちが一番多く、仕事をしているカメラマンです。新規のお客様であったことと、クライアント様は、モデルを起用した撮影が初めてだったため、経験豊富な撮影チームで取り組み、安心していただける撮影を行いたかったからです。

◆スケジュール調整

私の立場で、一番難しい仕事が、スケジュールの調整です。今回は、クライアント側から、営業担当、デザーナーが参加され、スタジオ、カメラマン、モデル2名のスケジュールを合わせなければなりません。また、納品日が決まっています。各所に無理を言い、スケジュールを調整し、撮影日が確定しました。

◆撮影当日に向けての打ち合わせ

スタジオ、モデル、撮影チームが決まり、細かな撮影の打ち合わせをしました。商品の確認、撮影シーンの確認、準備する物の確認などを行いました。お会いし、打ち合わせをすることで、意識合わせができました。打ち合わせの内容を持ち帰り、撮影に参加する皆に、報告をし、事前準備をします。

いよいよ撮影です。私自身は、風呂をメインにした撮影は初めてでしたが、さすが、経験豊富なカメラマンです撮影の準備、撮影の進行、モデルへの指示出し、すべてが完璧で無駄がありません。今回は、商品が格好良いものではないため、モデルが何と思うか…. 嫌がってしまうのでは…. と、クライアント様も気にされていたのですが、モデルは気にせず、撮影に取り組んでくれました。モデルから、クライアント様に、質問をし、どんなパッケージに仕上げたいのかを理解し、ポーズをとってくれました。素晴らしいモデル達でした。昼食時には、皆でテーブルを囲い、話をしながら、撮影の雰囲気を盛り上げていきます。皆の協力で、すべての撮影に、クライアント様からOKがでました。想定した撮影時間より、2時間ほど短く終了しました。クライアント様からも、想像以上の出来です!と、お言葉をいただきました。後日、モデルからは、楽しい撮影でした。ありがとう!と、連絡がありました。撮影に携わった皆が、楽しいと感じた撮影です。きっと、成功した撮影だったと思います。

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